スタンフォードのストレスを力に変える教科書 スタンフォード シリーズ
ケリー・マクゴニガル
この本のノート数 1
ノート一覧
kokiさんのノート
1. ストレスに対するマインドセット
ストレスは悪だと思い込むとそのとおりになり、ストレスは役に立つと思い込むと現実にそうなる。 ストレスに強くなるということは、ストレスを避けることではなく、ストレスを経験するなかで、自分自身を積極的に変えていくこと。 ーーーー具体例ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・強度のストレスがある場合死亡リスクが高くなるが、それは「ストレスは体に悪い」と考えていた人だけだった。 ・「ストレスには良い効果がある」という介入を受けるとDHEAというストレスホルモンが増加し、成長指数が高くなった。 ※ 成長指数が高いとストレスに負けず頑張れる ・スピーチをするときにストレス反応を避けるためにリラックスしようとするよりも、緊張を受け入れ「ワクワクしている」と言い聞かせた方が、実際のパフォーマンスも向上する。 ・ストレスは役に立つと考えると、テスト前の不安レベルが高く体に現れるストレス反応が強いほどテストの点数が高かった。
2. ストレス反応を味方にする
ストレス反応をうまく利用することで、次の3つのことに役立てられる。 1.困難にうまく対処する 心臓がドキドキし、汗をかいたり呼吸が速くなったりするという身体的変化が特徴。注意力ややる気を高め、感覚が鋭くなる。 アドレナリン、コルチゾールなどのストレスホルモンにより、脳や筋肉が効率的にエネルギーを利用できるようになる。 2.人とのつながりを強める 相手の感情に敏感になり、恐怖の感情が弱まり勇気が湧く。 オキシトシン、ドーパミン、セロトニンなどの化学物質によって引き起こされる。 自分のための目標よりも自分よりも大きな目標を掲げた方が、健康状態がよく幸福で、人生に対する満足度が高い。 3.学び、成長する 神経系のバランスが回復し、脳が学習するのを助ける。 感情に伴う神経系の反応が脳の可塑性を高め、経験したことを記憶しやすくなる。 ストレスによってこのようなメリットがあるということを認識し、実際にストレスに直面した時にうまくストレスを利用しようというマインドを持つことが大事。 ーーーー具体例ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・アメフトの試合前にストレス状態を「気合が入っている」「ワクワクしている」などと表現することで、パフォーマンスを向上させている。 ・バスの運転手が「安全大使」として街の治安を取り戻そうと取り組んだところ、やりがいが飛躍的に大きくなり燃え尽き症候群を防ぐことができた。 ・NASAの宇宙飛行士や救急隊員、トップアスリートなどの強度のストレス下で任務を果たすべき人たちにとっては、ストレス状況を経験することが重要なトレーニングになっている。
3. ストレスが多い人ほど幸せ
ストレスは苦痛と関連性がある一方で、幸せな生活のための必要条件にもなっている。 (ストレス・パラドクスと呼ばれている) ーーーー具体例ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・前日に大きなストレスを感じたと答えた人の割合が高い国ほど、平均寿命が長く、GDPも高かった。さらに幸福度や人生に対する満足度も高い結果になった。 ・起業家の場合、前日に大きなストレスを感じたと答えた人たちは、同じ日に興味深いことを学んだと感じていた。 ・非常に退屈と答えた中高年の男性たちは、その後の20年間で心臓発作で死亡する確率が2倍以上高くなっていた。